あなたは事故や入院、災害などの不測の事態に備えた「生活防衛資金」を用意していますか?
「生活防衛資金」って何?
いくら貯めればいいの?
この記事ではそのようなお悩みについてお答えします。
結論!「生活防衛資金」は生活費の3か月~2年分を、あなたのリスク許容度に応じて準備しよう!
結論からお伝えすると「生活防衛資金」は、あなたのリスク許容度に応じて生活費の3か月~2年分を準備しましょう!
生活防衛資金とは
生活防衛資金とは、万が一に備えてためておく資金のことです。
緊急時にすぐに支出できる資金のことで、一般に毎月の生活費の3か月~1年分と言われています。
生活防衛資金は生活を守る上で投資に回してはいけないお金のため、貯蓄を資産運用に回す場合は必ず確保しておくようにしましょう。
なぜ生活防衛資金を準備する必要があるのかというと
- 失業
- 病気・入院
- 自然災害(地震・台風など)
などの不測の事態に備えることです。
生活防衛資金があれば不測の事態が起きたとしても「なんとかなる」という心の余裕を持てて毎日を過ごせますよね。
貯めるべき「生活防衛資金」一覧表
具体的にあなたが貯めるべき「生活防衛資金」の一覧表をみていきましょう。
生活費 | 独身 | 夫婦のみ | 3人家族 | 4人家族 |
---|---|---|---|---|
3か月分 | 50万円 | 100万円 | 100万円 | 120万円 |
半年分 | 100万円 | 200万円 | 200万円 | 220万円 |
1年分 | 200万円 | 400万円 | 400万円 | 420万円 |
2年分 | 400万円 | 800万円 | 800万円 | 850万円 |
独身の場合
一人暮らしの生活防衛資金は、生活費の3ヶ月分以上を目安にしましょう。
夫婦二人暮らしの場合
夫婦二人で暮らしている場合の生活防衛資金は、共働きなら生活費の3ヶ月分、どちらか一人だけ働いているなら6ヵ月分を目安にしましょう。
子供がいる夫婦の場合
子供がいる夫婦の場合では、生活費の6ヶ月〜1年分が生活防衛資金の目安になります。
たとえば、独身でリスク許容度的に生活防衛資金は半年分必要だ、と思うのであれば「100万円」を生活防衛資金として貯蓄します。
生活防衛資金の貯め方
生活防衛資金については分かったけど、どうやって貯めればいいの?
ここでは、生活防衛資金をためるコツをご紹介します。
生活防衛資金を貯めるコツは以下の4つです。
- 月の収入からコツコツ積み立てる
- ボーナスを生活防衛資金として貯蓄する
- 専用口座を作る
- 生活費を見直して貯蓄に回す
それぞれを詳しく見ていきましょう。
月の収入からコツコツ積み立てる
生活防衛資金をためる方法としては、あらかじめ毎月ためる金額を決めておき、給料が入ったらその金額を別にしてためていく「先取り貯金」が効果的です。
最初から生活防衛資金用のお金をないものとして生活することで、確実にためることができます。
ボーナスを生活防衛資金として貯蓄する
目標金額を達成する期間を短くするためにも、ボーナスがある方はボーナスの一部を生活防衛資金に回して貯金するのがおすすめです。
たとえば毎月5万円ためていくと1年間にたまる金額は60万円ですが、それに加えてボーナスで15万円ずつを年2回ためれば、1年間でたまる金額が90万円に上がります。
専用口座を作る
生活防衛資金をためる場合、専用の口座を作るのがおすすめです。
給料が振り込まれる口座などとはっきり区別することで、無駄遣いのリスクを極力減らすことができます。
多くの銀行では、設定した金額を指定日に自動的に送金してくれるサービスを用意しています。
そのようなサービスを使えば、手間なく生活防衛資金を生活費と分けることができるでしょう。
また、給与・生活費・クレカ等決済口座、貯蓄口座、生活防衛資金口座の3つの口座を作ることをおすすめします。
生活費を見直して貯蓄に回す
生活費を節約できれば、その浮いたお金を生活防衛資金に回すことができます。
生活費のなかでも、特に固定費を見直すのがおすすめです。
光熱費や通信費、家賃などを見直すと、毎月の生活費を大幅にカットできる可能性があります。
まとめ
生活防衛資金を準備しておくことで日々の生活の安心感に繋がります。
- 生活防衛資金とは、万が一に備えてためておく資金のこと
- 生活防衛資金の目的は「リストラや病気、自然災害など不測の事態に備えること」
- 生活防衛資金は生活費の3か月~2年分をリスク許容度に応じて準備する
- 生活防衛資金の貯め方は、毎月積み立てかボーナスの2択
この記事でご紹介した目安を参考に、生活防衛資金をしっかり準備していきましょう。